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金融論(2020年度後期・京都府立大学公共政策学部 専門教育科目)

 

 1.講義の概要・到達目標

   概要

     金融論の基本的な内容を俯瞰していきます。

     本講義では、金融市場が私たちの日常生活に密接に関わる不可欠なものであること、

     健全な金融取引が私たちの生活を大いに豊かにしてくれることを学んでいきます。

     その上で、わが国の金融市場が、経済活動を支えるインフラとして、本来的な役割を果たせているのか、

     金融取引をより健全なものとし、また活発にするためには、どのような改革が求められているのかについて、

     金融市場の中でも特に資本(証券)市場を主たる対象としながら、検討していきます。

 

   到達目標

   ・ わが国をはじめとする金融・資本市場の現状について、基本的な知識を習得する

   ・ 今日の金融・資本市場が抱える課題について、金融論の理論や有識者の見解を踏まえながら、

     自分なりの論理的な考えを構築できる

   ・ 今後の金融・資本市場のあり方について、建設的な議論を論理的に行うことができる

 

 2.スケジュール   

 

  <1>イントロダクション

 

    第01回 金融市場を通じた資産運用 − 個人からみた金融取引の意義 −  

    第02回 金融市場を通じた資金調達 − 借金は「悪」か? − 

  <2>債券市場(デット・ファイナンス) 

 

    第03回 利回り     − 金融取引の「価格」 − 

    第04回 金利       − 金融取引の基準「価格」 − 

 

    第05回 スプレッド    − 3つのリスク・プレミアム −

  <3>株式市場(エクイティ・ファイナンス)

    第06回 株式会社     − 創造的破壊のリスクの引き受け − 

    第07回 株価        − 将来の飛躍への期待・失望 − 

    第08回 配当・自社株買い − 成長の果実の還元 −  

    第09回 コーポレート・ファイナンス入門 − 債券 vs. 株式 −  

    第10回 中間のまとめ

  <4>金融・資本市場の制度インフラ

    第11回 金融取引コスト  − 時間を超えた取り引きの難しさ − 

 

    第12回 ファイナンシャル・ゲートキーパー − 情報生産・分析の担い手 − 

    第13回 投資信託     − 個人の資産運用を支える金融仲介機関 −  

 

    第14回 利害相反問題   − 金融機関は信頼できるか? − 

    第15回 結びに代えて  

 

 3.講義の進め方・成績評価

 

    進め方

     原則、教員による講義(75分程度)と復習ノートへの取り組み(10分程度)によって進めていきます。

     教員が用意した講義資料に基づいて進めます。PDFファイルをL. Note ページに掲載していますので、

     カラー資料が欲しい方、講義に出席できなかった方などは、こちらから入手して下さい。

    教科書・参考書

     教科書は特に用いません。

     本講義全体に関わる参考書として、以下のものを推奨します。

      ・内田浩史(2016)『金融』有斐閣

      ・大村敬一・俊野雅司(2014)『証券論』有斐閣

      ・古川顕(2014)『テキストブック 現代の金融 第3版』東洋経済新報社

      ・福田慎一(2013)『金融論 市場と経済政策の有効性』有斐閣

      ・ミヒル・デサイ(2018)『ハーバードのファイナンスの授業』ダイヤモンド社

 

    成績評価

     成果主義に基づいて、行います。

     評価方法の計算式として、次の2つを用意しています。いずれの方法が良いか、自らの学習スタイルに

     合わせて選択して下さい。

      ① 中間レポート1(20%)+ 中間レポート2(20%)+ 期末レポート1(30%)+ 平常点(30%)

      ② 期末レポート1(50%)+ 期末レポート2(50%)

     レポートの課題や提出方法については、第1回の講義時に説明します。

     L. Note ページからも、確認できるようにする予定です。

 

 

ミクロ経済学Ⅰ(2020年度前期・京都府立大学公共政策学部 専門教育科目)

 

 1.講義の概要・到達目標

   概要

     経済学は、市場という場におけるモノの交換・売買を通じて、

     われわれが暮らす社会がより効率的で、豊かになっていく仕組み(市場システム/価格メカニズム)を、

     主たる分析対象としています。

     ミクロ経済学はその中核に位置付けられる理論分野の一つで、

     経済系の様々な科目を専門的に学んでいく上で、欠かせない内容となります。

     本講義前半では、ミクロ経済学の基本的・標準的な内容のうち、消費者理論を俯瞰していきます。

     水準は、学部中級レベルです。

     後半では、公共経済学の基本的な内容を俯瞰していきます。

     公共経済学とは、政府に期待される役割や実際の経済活動、政策がもたらす影響・効果などを、

     ミクロ経済学の分析手法を用いて捉えようとする分野です。

     ミクロ経済学では基本的に、市場システムが効率的な(無駄のない)資源配分をもたらし、

     われわれの効用(嬉しさ)を高める仕組みであることを明らかにします。

     しかし、こうした市場システムの機能が、時に損なわれることがあります(「市場の失敗」)。

     それはなぜなのか、そして政府はどのような政策を講じて、「市場の失敗」に対処すればよいのか。

     こうした点について、検討していきます。

     理論的な内容が中心となります。

     現実経済における具体的な消費行動や実際の政府の経済活動・政策そのものを取り扱うというより、

     それらを論理的に分析する枠組み・考え方を身に付けることを主眼とした内容となります。

     教員によるミクロ経済理論の解説と、演習問題への取り組みとを組み合わせながら、

     理解を深めていきます。

 

   到達目標

   ・ ミクロ経済学の基本的な分析手法を習得する

   ・ ミクロ経済学の分析手法を用いて、市場システムの有効性、およびその課題、経済政策がもたらすで

     あろう影響・効果を、論理的に分析できる

   ・ ミクロ経済学の分析手法の有効性とその限界を理解する

 

 2.スケジュール   

 

  <1>市場分析の枠組み

    第01回 ガイダンス 

    第02回 需要と供給

    第03回 経済厚生と余剰分析

  <2>個人の消費行動の分析

    第04回 数学的基礎知識の確認試験・消費者が追求する効用

    第05回 予算制約

    第06回 経済合理的な消費

    第07回 環境の変化への対応①

    第08回 環境の変化への対応②

    第09回 消費行動のモデル化の応用  

    第10回 中間試験  

  <3>公共経済学入門

    第11回 純粋交換経済モデル

    第12回 厚生経済学の基本定理

    第13回 「市場の失敗」と公共経済学

  <4>租税の経済学

    第14回 公共経済学からみた租税

    第15回 望ましい消費課税

    第16回 予備日

    期末試験 

 

 3.講義の進め方・成績評価

 

    進め方

     原則、教員による講義と演習問題への取り組みを織り交ぜながら進めていきます。

 

     教員が用意した講義資料に基づいて進めます。PDFファイルをL. Note ページに掲載していますので、

     講義に出席できなかった方などは、こちらから入手して下さい。

    教科書・参考書

     教科書は特に用いません。

     参考書として、以下のものを推奨します。

      ・レヴィットなど(2017)『レヴィット ミクロ経済学 基礎編』東洋経済新報社(講義と同レベル)

      ・クルーグマン・ウェルス(2017)『クルーグマン ミクロ経済学 第2版』東洋経済新報社(より平易)

      ・神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』日本評論社(より難)

      ・伊藤隆敏(2017)『公共政策入門 ミクロ経済学的アプローチ』日本評論社(講義と同レベル

      ・板谷淳一・佐野博之(2013)『コア・テキスト 公共経済学』新世社(同レベル)

      ・小塩隆士(2016)『公共経済学』東洋経済新報社(同レベル)

 

    成績評価

     成果主義に基づいて、行います。

     評価方法の計算式は、以下の通りです。

      確認試験(10%) + 演習ワーク(30%) + 中間試験(30%) + 期末試験(30%)

​      ただし、3つの試験は全て受験して下さい。1つでも受験していない場合は、成績評価の対象としません。

 

 

 

 

 
 
 

ミクロ経済学Ⅱ(2020年度後期・京都府立大学公共政策学部 専門教育科目)

 

 1.講義の概要・到達目標

   概要

     ミクロ経済学Ⅰ(前期)に引き続いて、ミクロ経済学の基本的・標準的な内容を俯瞰していきます。

     水準は、学部中級レベルです。

     理論的な内容が中心となります。

     現実経済における企業の生産活動や実際の政府の経済活動・政策そのものを具体的に取り扱うと

     いうより、それらを論理的に分析する枠組みを身に付けることを主眼とした内容となります。

     教員によるミクロ経済理論の解説と、演習問題への取り組みとを組み合わせながら、

     理解を深めていきます。

 

   到達目標

   ・ ミクロ経済学の基本的な分析手法を習得する

   ・ ミクロ経済学の分析手法を用いて、市場システムが抱える課題や、政策がもたらすであろう影響・効果を、

     論理的に分析できる

   ・ ミクロ経済学の分析手法の有効性とその限界を理解する

 

 2.スケジュール   

 

  <1>企業の生産活動の分析(生産関数編)

    第01回 1生産要素モデル

    第02回 2生産要素モデル

    第03回 環境の変化が与える影響

  <2>企業の生産活動の分析(費用関数編)

    第04回 生産関数から費用関数へ

    第05回 さまざまな費用概念

    第06回 経済合理的な生産

    第07回 価格の変化への対応 

    第08回 供給曲線 

    第09回 中間試験

  <3>情報の非対称性

    第10回 情報の非対称性① 

    第11回 情報の非対称性② 

    第12回 情報の非対称性③

  <4>不完全競争(独占)市場

    第13回 独占企業の生産活動 

    第14回 独占による「市場の失敗」   

    第15回 独占の弊害と政府による規制    

    第16回 予備日    

    期末試験 

 3.講義の進め方・成績評価

    進め方

     原則、教員による講義と演習問題への取り組みを織り交ぜながら進めていきます。

 

     教員が用意した講義資料に基づいて進めます。PDFファイルをL. Note ページに掲載していますので、

     講義に出席できなかった方などは、こちらから入手して下さい。

    教科書・参考書

     教科書は特に用いません。

     参考書として、以下のものを推奨します。

      ・ミクロ経済学1で提示した参考書

    成績評価

     成果主義に基づいて、行います。

 

     評価方法の計算式は、以下の通りです。

      演習ワーク(30%) + 中間試験(30%) + 中間レポート(20%) + 期末試験(20%)

​      ただし、試験・レポートは全て受験して下さい。1つでも受験していない場合は、成績評価の対象としません。

 

 

 

 

 

 

専門演習Ⅰ(2020年度通年・京都府立大学公共政策学部 専門教育科目)

 1.演習の概要・到達目標

   本ゼミ

     

     前期は、月ごとにテーマを決め、(単なる輪読ではなく)討論を通じて、金融の基礎知識を深めます。

     専門書籍、Wall Street Journal・Financial Timesの記事などを題材とします。

     テーマの候補:

      村上ファンド、いわゆる「ハゲタカ・ファンド」の功罪   /   クラウド・ファンディングの将来性

      資産運用アプリやAI投資などの妥当性   /   金融業界の再編動向

      ESG投資のゆくえ   /   地域金融機関の果たす役割と今後

     後期(夏季休暇含む)は、チーム研究に取り組みます。

     1チーム3名程度に分かれ、自ら提案・選択したテーマで自主研究を進めます。

     チーム単位での「卒業」論文を年度内に書き上げることを、課題とします。

   サブ・ゼミ

     

     金融分野では、事業会社や金融機関の財務諸表を読む必要があります。そのために必要となる会計の

     実践的な基礎知識を身につけていきます。

     簿記3級に、原則として6月の試験で合格すること、そして

     証券アナリスト試験 第1次レベル 科目「財務分析」の合格レベルに、年内に達することを、

     課題とします。

   到達目標

     

     ・ 自分たちが暮らす社会・経済を豊かなものとする上で、金融・資本市場がどのような役割を果たして

       いるかについて、専門的な知識を習得する。 

     ・ 金融・資本市場、それを支える制度インフラの現状を理解し、その妥当性を評価することができる。 

     ・ 金融・資本市場の今後の方向性を議論することができる。 

     ・ 自らの考えを説得的に説明することができる。

     ・ 他者の説明・見解を批判的に聞き、建設的な議論をすることができる。

     

 2.受講の要件

   要件

 

     1) 経済学、特に金融分野に、高い関心を有すること 

     2) 上記「1.演習の概要・到達目標」の内容を理解した上で、実質的に2年間、少なくとも

        1年間を通して、ゼミ活動(本ゼミ+サブ・ゼミ)に熱心・誠実に取り組む意欲があること 

     3) ゼミ活動に取り組む上で必要となる経済学、特に金融分野の基礎知識を有すること

         ※ ここでいう「金融分野の基礎知識」は、講義「金融論」で取り上げる内容を指します。

          講義「金融論」については、Lecture 2019 を参照して下さい。

   自主講義の開講

     本演習では、(他ゼミと同様に)ゼミで取り上げる内容、すなわち金融についての基礎知識を、

     ゼミ選択の前に既に習得していることが、大前提となります(要件3)。しかし、新3回生の場合、

     ゼミ選択・登録に際して、事前に講義「金融論」を受講することは不可能となっています。

     それゆえ、本演習を選択される方は、自ら独学で、かつ前期開始までの長期休暇中に、金融論の勉強に

     取り組むことが、事実上求められます。これは、現実的にかなり厳しい状況といえます。

     こうした課題・困難に対応し、「金融とは何か?」「金融論では、どのようなことを扱うのか?」といった

     ことを、数回の講義形式で紹介する機会として、自主講義を開講します。

     自主講義の詳細(目的・注意事項・スケジュールなど)は、PDF資料 で確認して下さい。

     また、講義で取り扱う内容については、Lecture Note  に掲載している講義資料を参照して下さい。

     なお、特に以下の注意事項には十分留意して下さい。

      ・自主講義は、所属ゼミを選択する判断材料を提供すること、そしてそれだけを目的とする

      ・ゼミ選択において、形式的にも実質的にも縛り・拘束は一切ない

 

地域金融論特講Ⅰ・Ⅱ(2020年度前期 / 後期・京都府立大学大学院公共政策学研究科)

 

 1.講義の概要・到達目標

   概要

     大学院基礎レベルの金融論の内容を取り扱います。

     前期では、特にミクロ金融(ファイナンス理論・ポートフォリオ理論・金融仲介論など)について、

     大学院基礎レベルの基本書籍を読み進めながら、金融理論、およびわが国をはじめとする金融制度・

     市場の現状への理解を深めていきます。

     後期では、特に地域金融、および政策金融の分野を取り扱います。

     金融市場における「市場の失敗」と、それに対応するための様々な制度インフラをめぐる理論、

     および先進諸国の事例について、理解を深めていきます。

 

   到達目標

   ・ わが国をはじめとする金融・資本市場の現状について、基本的な知識を習得する

   ・ 今日の金融・資本市場が抱える課題について、金融論の理論や有識者の見解を踏まえながら、

     自分なりの論理的な考えを構築できる

   ・ 今後の金融・資本市場のあり方について、建設的な議論を論理的に行うことができる

 

 2.スケジュール(前期のみ)   

 

  <1>イントロダクション

 

    第01回 ガイダンス  

    第02回 金融取引の社会的な意義 

  <2>債券市場(デット・ファイナンス) 

    第03回 様々な借り入れ     − 借金は「悪」か? − 

    第04回 スプレッド        − 3つのリスク・プレミアム − 

    第05回 利回り          − 金融取引の「価格」 −

    第06回 デット・ファイナンスのまとめ

  <3>株式市場(エクイティ・ファイナンス)

    第07回 株式会社     − 創造的破壊のリスクの引き受け − 

    第08回 株価        − 将来の飛躍への期待・失望 − 

    第09回 配当・自社株買い − 成長の果実の還元 −  

    第10回 コーポレート・ファイナンス入門 − 債券 vs. 株式 −  

    第11回 エクイティ・ファイナンスのまとめ

 3.講義の進め方・成績評価

 

    進め方

     原則、教員による講義によって進めていきます。

     教員が用意した講義資料に基づいて進めます。PDFファイルをL. Note ページに掲載していますので、

     事前に、こちらから入手して下さい。

    教科書・参考書

     教科書は特に用いません。

     本講義全体に関わる参考書として、以下のものを推奨します。

      ・内田浩史(2016)『金融』有斐閣

      ・大村敬一・俊野雅司(2014)『証券論』有斐閣

      ・福田慎一(2013)『金融論 市場と経済政策の有効性』有斐閣

 

    成績評価

     成果主義に基づいて、行います。

     評価方法の計算式は、以下の通りとなります。

      課題1(10%)+ 課題2(30%)+ 課題3(20%)+ 課題4(40%)

 
 
 

開講済み科目(〜2019年度)

 

 2015年度 開講科目(Lecture 2015)

 2016年度 開講科目(Lecture 2016)

 2017年度 開講科目(Lecture 2017)

 2018年度 開講科目(Lecture 2018)

 2019年度 開講科目(Lecture 2019)